典礼暦(2022年12月)
伝統的な典礼暦(カトリック教会の暦)を紹介します。私たちは平信徒です。主日晩課を実践しているとはいえ、毎日伝統ミサに与れるような環境にはいません。では現代の日本では伝統的な典礼暦は実用性がなく、雑学にしかならないのでしょうか?私はそうではないと考えています。
理由の一つは、伝統的な典礼暦を知ることで、先人たちはどのような時の流れの中で、信仰生活を暮らしていたかを知ることができるからです。「温故知新」という言葉があるように、現在を考えるために過去を切り捨てることはできないはずです。
また別の理由として、カトリック教会には合法な暦が複数あることを知れば、カトリックの特徴は多様性にあると実感できるからです。これは、自分たちが今使っているものを最善のもの、唯一のものであるという狭い物の見方に陥らないことに役立つと思います。
ですので、伝統的な典礼暦を知ることは役に立つという観点から、毎月初めに暦を紹介していきます。