[:ja]指針『2023年世界代表司教会議(シノドス)の協議プロセスへの参加について』[:]

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 国際ウナヴォーチェ連盟(FIUV)は、伝統的なラテン語ミサに愛着のあるカトリック信者がその声を伝えることができるよう、指針『2023年世界代表司教会議(シノドス)の協議プロセスへの参加について』を発表した。以下はこの指針の全訳である(指針の原文は英語)。

 


 バチカンは、2023年に計画している「シノドス的教会についてのシノドス」への意見を募集している。これまでの協議プロセス、例えば2015年の家族についてのシノドスにおけるものを見ると、最終文書に影響を与える意見は、シノドス事務局の議題に沿ったものだけが選択されたようである。それにもかかわらず、教会の伝統典礼に愛着のある信者がその意見を発言しなければ、私たちが含まれないことは避けられないものとなるだろう。さらに、後半段階に含まれない意見は、最低限、前半段階では検討され、地方教会の段階で、他を受け入れる心のある人の目に触れられるかもしれない。最終結果に過剰な期待を寄せることなく、私たちの意見も意見の一部として含まれるように、できることをすべきである。

 

 この文書は今回の協議にできるだけ有効に参加できるよう、読者を支援するためにまとめられた。

 

提出期限は2022年3月2日:灰の水曜日

 

(訳注 日本では期限が違う。例えば、大阪教区では4/30に延長されている)

意見の提出先

 意見は、小教区、教区、または直接にバチカンに提出できる。小教区または教区の意見提出窓口が司教協議会、教区、または小教区のウェブページに載っている可能性がある。

 

(訳注 日本におけるウェブページやメールアドレスの例)

日本のカトリック中央協議会のシノドスのウェブページ
https://www.cbcj.catholic.jp/2021/11/08/23317/

大阪教区シノドス担当チームのメールアドレス
synod@osaka.catholic.jp

 

バチカンのシノドス事務局のメールアドレスは以下の通り。

 

synodus@synod.va

 

 教区の中には信者のためのオンライン・アンケートを作成しているところもあり、これでも提出可能である。

 

(訳注 日本の例)

大阪教区のオンライン・アンケートのリンク

https://forms.gle/wz964W2fytv6CarSA

 

 

 意見が転送されない可能性があるので、小教区と教区の窓口担当者を調べて、担当者に直接に送ることを推奨する。

 

 同じ理由で、各レベルに意見を提出すべきである。すなわち小教区にも、教区にも、あればオンライン・アンケートにも、バチカンにも意見を提出するということである。各レベルから上のレベルへ伝える内容が小教区や教区の窓口の集約プロセスによって変わるので、最寄の窓口にあなたの意見を取り上げる機会を与えながら、上のレベルに直接かつ明確に伝えばよい。

 

意見が提出できる人

 

 正式のガイドラインによると、次の人からの意見が歓迎されている。

 

・個人

・非公式のグループ

・教区内の信者を代表するグループ

 

 言い換えると、伝統ミサの会衆の各メンバーが投稿してもよいし、会衆全体、ミサを請願しいてるグループ、聖歌隊、学校、その他のグループが合同で意見を提出してもよいし、一つまたは複数のコミュニティを代表する現地のウナ・ヴォーチェの組織も意見をしてもよく、国際ウナ・ヴォーチェ連盟も意見を提出する予定がある。上記の手段すべてを活用すべきと考える。

 

どんな種類の意見が求められているのか

 

 バチカンはシノドスについて大量の文書を用意し、各国の司教団や教区もさらに用意している。しかし、用意されている数百ページの資料をすべて読む必要はない。

 

バチカンのすべての資料の英語版は以下のリンクを参照。

 

https://www.synodalprocess.uk/downloads/vatican

 

『準備文書(Preparatory Document)』は多国語でこちらからアクセス可能。

 

https://www.vaticannews.va/en/vatican-city/news/2021-09/text-read-in-english.html

 

最も関連ある文書『手引書(Vademecum)』の英語版は以下を参照。

 

https://press.vatican.va/content/salastampa/en/bollettino/pubblico/2021/09/07/210907b.html

 

スペイン語訳

 

https://press.vatican.va/content/salastampa/es/bollettino/pubblico/2021/09/07/vadem.html

 

 意見の書き方についての忠告は少し曖昧に見えるが、他を受け入れる態度が求められている。カギとなる個所は『手引書』5.3である。

 

「当シノドスは次の基本的質問を投げかける。シノドス的な教会は、福音を述べ伝えつつ、『ともに旅をする』。この『ともに旅をする』ことは、あなたの地方教会で、いまどのような形で起きているか。私たちが『ともに旅する』なかで成長するため、聖霊はどんな段階を踏むよう私たちを招いているか。(『準備文書』 26)」

 

意見を書くための指針

 

 シノドスの基本的質問(「『ともに旅する』なかで成長するために、聖霊がどんな段階を踏むよう私たちを招いているか」)を念頭に置きながら、あなたの意見を簡潔で丁寧に、そして要点を絞って書くこと。 50〜200単語に絞って書くことを勧める。

 

 伝統な典礼を大切にすることのことが教会に貢献していること(例えば、一致に、疎外されている人々に等)を急いで読んでいる人が見逃さないようにすること。

 

 そのようなポイントは意見を集約する人々によって考慮されるべきであるから、不誠実、怒り、または極論な意見であったから無視したという言い訳の機会を彼らに与えないようにすること。

 

用語

 

 「特別形式」および「通常形式」という用語は、正式には使用されなくなったが、意見を読んでいる人々はまだ理解できるはずである。伝統的ラテンミサの正式に承認された用語は、現在「以前の典礼」、「1962年のミサ典礼書」および「1962年のミサ」である。ただし、「伝統ミサ」などのような明確な用語はすべて使えるはずである。

 

最後に

 

 聖霊が教会を導く方法について、読者自身の経験が以下の点と関連がないか、よく検討されたい。

 

・伝統ミサは、特に若者や若い家族に高く評価されている。

 

・伝統ミサは、特にその美しさと神聖さの感覚を通して、未信者や信仰を失った者を引き込むことができる。

 

・伝統ミサの会衆は、メンバーの教育的、社会的、民族的背景の点で、また障害のありなしの点で、典型的な通常形式ミサの会衆よりも多様性がある。

 

・伝統ミサの会衆は、通常形式ミサの会衆と比べ、多くの場合、若者も年配の方も含まれるため、メンバーの年齢にバランスがある。また、多くの通常形式ミサの会衆のように女性が圧倒的に多いということはなく、メンバーの性別にバランスがある。

 

・伝統ミサの会衆は、伝統的ミサだけを行う司祭会や修道会だけでなく、教区神学校を含め、会衆の中から司祭職と修道者への召し出しの数が多いことが知られている。

 

・地方教会で安全であること、感謝されていることを感じる伝統ミサの会衆は、その司教への忠誠と、経済的、社会的、その他の方法で彼らの小教区の生活に貢献していることが知られている。

 

・伝統ミサの会衆は、第二バチカン公会議が求めたこと、つまり典礼におけるラテン語の保持(『典礼憲章』 36.1)、グレゴリオ聖歌の優先的地位(『典礼憲章』116)、典礼の多様性の育成(『典礼憲章』4, 37; 『エキュメニズムに関する教令』 4, 17)に応じることで、教区の典礼生活に貢献している。

 

・伝統ミサの会衆が制度的な支えを得、安定かつ確実となったところでは教育やホームレスの支援を含む多くの使徒的活動に関与するようになっている。

 

以上

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