日本での定期ミサ再開を願う祈りのお願い

私たちを助けてくださる日本の司教や司祭、関係者の皆さんの善意や寛大さにはいつも感謝しています。伝統ミサがあることで人が集まり、美しい音楽を通して神を賛美し、御聖体の内におられる神に祈り、力をもらい、元気になって派遣されていく。その恵みは言い尽くせません。だからこそ、もっと多くの日本人に伝統ミサに触れてもらいたい。そのためには、定期のミサが必要だと考えています。

約7年間にわたり、伝統ミサを東京で捧げてくださった池田敏雄神父(聖パウロ会)が2019年3月に帰天されて以来、私たちのために伝統ミサを捧げてくれる司祭に出会えず、私たちは定期的なミサをもてないままでいます。

伝統ミサは人類の無形の宝です。また現代に生きる私たちのものだけでなく、過去に生きた人、未来に生まれる人にとっても。なぜなら私たちが信じる神は全人類の神であり、神中心の伝統ミサ普遍的に神と出会える場であると考えるからです。私たちとともに、日本における伝統ミサ再開を願い、福者ユスト高山右近に執成しをお祈りください。

(祈り)

 

すべての人の救いを望まれる神よ、福者ユスト高山右近は、福音に忠実に従う道を選び、すべての地位と名誉を捨て、祖国から追放されて殉教を遂げました。

 

 幾多の困難を進んで受け入れ、あなたの愛を力強くあかしした右近が、世界のすべての人の希望となり、聖人の列に加えられますように。

 

 (右近の取り次ぎを願い、各自の意向を沈黙のうちに捧げる)

 

いつくしみ深い神よ、福者ユスト高山右近の取り次ぎによって、わたしたちの心からの願いを聞き入れてください。わたしたちの主イエス・キリストによって。

 

アーメン。