活動小史
1 創設
特別形式ミサの挙行要件を緩和した教皇ベネディクト16世の自発教令「スンモールムポンティフィクム」(2007年7月)の趣旨に賛同した、東京の一般信徒を中心に2011年3月に組織を立ち上げました。
日本には特別形式ミサを中心とした伝統的な典礼で教会生活を過ごされている司祭が皆無であったため、米国で司牧中のラファエル植田勝行神父(王たるキリスト宣教会所属)にお願いして、設立当初から霊的な側面でアドバイスをいただいています。
◆ラファエル植田勝行神父の略歴◆
1968年 神戸で誕生、県立兵庫高校卒。京都府立医科大学中退
1995年 神戸下山手教会で高山神父から受洗、同年カナダ・ケベック州に単身渡航
2001年10月 イタリアに単身渡航。王たるキリスト宣教会へ入会
2009年7月 司祭叙階
司祭叙階後はアメリカ合衆国に派遣され、現在はカリフォルニア州のサンノゼ司教区で司牧
2 故池田敏雄神父との出会い
2011年の秋に故池田敏雄神父(聖パウロ修道会所属)と知り合い、聖パウロ修道会の東京・若葉修道院の聖堂をお借りして、主日の特別形式ミサを月2回の頻度で約7年4ヶ月捧げて参りました。これらのミサについて、東京教区のご厚意で、『東京教区ニュース』のミサ等の案内欄にて掲載させていただいていました。
◆池田敏雄神父の略歴◆
1928年 宮崎市で誕生
1946年 聖パウロ修道会に入会
1957年 司祭叙階(ローマ修道院)
1957年~1971年 聖パウロ学園高等学校教諭
1976年~1979年 聖パウロ修道会日本管区副管区長
1976年~1988年 聖パウロ学園高等学校理事長
2019年3月31日 帰天
◆池田敏雄神父の主な著作◆
『ビリオン神父』(1965年)、『長崎キリシタンの精鋭』(1965年)、『カンドウ神父』(1966年)、『旧約聖書を読む』(1967年)、『人物による日本カトリック教会史』(1968年)、『聖福音書を読む』(1974年)、『教会の聖人たち(上・下)』(1976年)、『マスコミの先駆者・アルベリオーネ神父』(1977年)、『マスコミの使徒・福者ジャッカルド神父』(1993年)、他多数。